2020年4月15日水曜日

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数年後の株価利益を語り始める楽観さが怖い、投資家が長期投資を放棄するとき

「IMF見通しで世界恐慌以降最悪の成長率」と言われているが、
指数株価は過去最高値から半減すらしていない。
本当に恐慌が来るの?
それとも今が恐慌の前兆?
素人投資家として、疑問に思う。

リーマンショック経験者からいえば、
今回の騒動が及ぼす影響が世界恐慌以来最大と言っているならば、
「水で膨らんだ真綿が日照りで乾燥していくような下落相場」
がいずれ来るよって、言っているように聞こえる。

リーマンショックの時は前兆の下落があり、
それからちょっと上昇した後の本格的な下落相場が本当にきつかった。

直近1か月の間に株価が30%以上下落して、10%上昇するような相場じゃなかった。

1年間絶え間なく下落する相場。
1年間この株は割安だといったオオカミ少年が現れては、下げ止まらずに下げる相場。

買い方からみれば、今日買っても明日また下がると思うから買えない、相場。
この相場では長期投資も歯が立たない。
株式の長期投資も『神話』の一つになった。との声も聞こえ始めた。当時はね。

今、聞くことが多い、『直近の最安値が拾えなくても、買っておくべき』と。
数年後には株価は化けている(上昇している)と考える人も多いが、
数年後は「長期」ではないことを再確認すべき。

リーマンショックが来る手前のサブプライム懸念の兆候が出始めた時も、
今が買い時(割安)と言っていたのを思い出す。
そして、本格的なサブプライムショックが起きた。

昨日のJ&J決算で、通期の売上高は792億-822億ドルを予想したが、
19年の売上高は約820億ドル。つまり、今年の売り上げ増は見込めないと言っている。
業績発表後、株価は上昇したが、将来の業績プラス成長は見通していないからね。

10年暮らしていける生活費の現金は持っておくべきだな、長期投資するなら。
10年我慢すれば、長期で報われると信じて株式投資するんだから。
その10年の間にはブラック上司ならぬブラック相場がいつ来るかわからない。

あと、恐慌で失業リスクも念頭におかないと。
国民に10万円給付する案に単純に喜ぶか、失業前の手付金と感じるか。

ヨーダ様へ、「フォースは要らない、リスクと共にあらんことを」
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