ブルースクリーン画面がでても、Windows Updateに時間がかかっても、株価が上昇しているなら、ニタニタしていられる。
ここで、マイクロソフト株価が返り咲いたことで、最大の受益を得られた人は誰か?
もちろん株主全員だが、マイクロソフト株の筆頭個人株主と言えば、ビル・ゲイツ氏ではなく、前CEOのスティーブ・バルマー氏となっている(この記事)。
マイクロソフトの発行済み株式数は約76.68億株(2018年度10Kから)。
ゲイツ氏もバルマー氏も3億株以上は持っていると書かれている。
MSFT株上昇の最大の受益者は、所有株式数に比例する。
当たり前すぎるけど、そうなる。
ナデラ氏の2019年報酬総額は、この記事を参考にすると、4290万ドル(約47億円)。
内訳は、下記の通り。
・基本給は230万ドル(約2億5000万円)
・1080万ドル(約11億8000万円)の現金
・業績に基づく2960万ドル(約32億4000万円)の株式報酬
現CEOは2019年度に総額47億円貰った。
ゲイツ氏、バルマー氏が所有している株式数で考えれば、株価が16ドル上昇すれば得られるキャピタルゲインと等しい。
ここにも「r > g」の過酷な現実が描かれている。
株を持っていて株価が上昇するだけでキャピタルゲインが得られる。
現CEOのナデラ氏の所有株数は、約77.8万株。3億株からははるかに遠い。
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