10倍株に巡り合える幸運なんてめったにない。
大抵は2~3倍になったら、一旦利確するだろう。
そこを我慢して、10倍株まで持つんだから、大したものだと思うよ。
ビザ、マスターカード、マイクロソフト株の保有者で、
もうすでに10倍株という人は、
これらの3銘柄が人気化する以前に持っていた人になる。
昨年にビザ株を120ドル台で買っても現在204ドルだから、2倍株になっていない。
みんなが絶賛しはじめてから投資し始めても、時価総額の大きさからいえば、
せいぜい2倍株程度までが目安。
ダウ銘柄やディフェンシブ銘柄で10倍株を狙うのは、例え期間が10年でも難しい。
J&J、P&G、VISAが10年後に株価が10倍になっているとは想像しにくいから。
10倍株に巡り会うケースは、下記の2点ぐらいしか思いつかない。
※ 業績に関係なく思惑だけで10倍株になるようなケースは除く(昔で言う仕手株)
①業績が大幅にこけた会社の復活劇
②新しい事業で市場を独占できた会社
①で即座に思いつくのはアップル。
②なら、PCのOSをビジネスにしたマイクロソフト。
ノキアの携帯事業買収で大失敗、XBOXはPSに完敗で、検索Bingは鳴かず飛ばず、
将来の事業を悲観して、マイクロソフト株を手放す理由は過去にたくさんあった。
しかし、手放さずに持ち続ければ......
バフェット氏が保有しているトップ10銘柄で10倍株を達成しているのは、
18年時点の年間報告書から調べると、下記の3銘柄。
意外に少ないのと20倍株が見当たらない。まぁトップ10銘柄だけの調査だからね。
(単位百万ドル)
American Express Company--取得コスト$1,287で時価総額$14,452
The Coca-Cola Company--取得コスト$1,299で時価総額$18,940
Moody’s Corporation--取得コスト$248で時価総額$3,455
意外なのはWells Fargoが10倍株になっていない点。
取得コスト$10,639百万ドルで時価総額$20,706百万ドルだから2倍弱。
普通なら保有株が2倍になれば大喜びだけど、
10倍株の人から見れば、
それローリスク・ローリターンじゃね
って思われているだろうな。
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