アップルの決算で例える。
2019年度第4四半期アップルの損益決算書の抜粋。
当期純利益(Net Income)は2018年度は14,125百万ドルに対して、19年度は13,686百万ドルと減少している。前年同一四半期比で、純利益額は減少。
希薄1株当たりの利益(Diluted EPS)は2018年度は2.91ドルに対して、19年度は3.03ドルと上昇。
第4四半期比では利益額は減少したのに、
1株当たりの利益は増加。はぁぁぁぁぁぁぁぁ?
自社株買いで発行済み株式数を減らしたから。
2018年度9月末時点では4,847,547,000株あったのが、
2019年度9月末時点では4,520,373,000株までに減少した。
簡単に言えば、
利益額は前年比減少だが、
EPSは自社株買いで上昇させたとも見れる。
自社株買いの費用はいくら?
下記のキャッシュフローに記載されている。年間66,897百万ドル費やしている。
ここで、大きな疑問。
なぜ、アップルのEPSは予想を超える上昇をするのか?
2019年度の当期純利益は55,256百万ドル。
2019年度の自社株買い費用が66,897百万ドル。
1年間の当期純利益並み以上の自社株買い費用を2019年度は実施している。
そりゃ、EPSは上昇するわな。
過去の貯えが巨額だからな。
自社株買い費用で資産を取り崩してることを忘れるなよ。
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