米国銘柄でも、日本に馴染みのある企業は限られる。
実のところ企業の詳細はわからずに、業績がいいだけで、ビザ、マイクロソフトを買い、優良銘柄というだけでJ&Jを買っているだけかもしれない。
もしあなたが、ビザとアメックスの事業形態が同じで、お互いに競合会社程度と思っているならば、半分正しくて、半分正しくはない。
カード発行業務の有無による事業形態の違いは結構大きいから。
就職をするときは、就職する際の業種や会社を良く調べるけど、株式投資になると自分の知らない業種、企業に手を出すことはよくある。
なぜなら、株式投資の企業は1つでなく、何社でも投資することが可能だし、目移りする。それだけ誘惑が大きい。
クレジット会社をよく知らなくてもビザ株を買い、日本ではほとんど馴染みのないペイパル株をフィンテック銘柄として買ってしまう。
なぜなら業績が良さげで、投資検索でも良いことばかり書いている。
自分の勤めている会社の取引先が米国企業で上場していれば、そちらのほうがよく知っている訳なのだが、なぜか投資先にはならない。
でも、良く考えてみると、貴方にとっては一番熟知している米国企業は意外に身近に存在している可能性は高い。
IT業界に身を置いているのであれば、自分の職場、取引先のPCメーカがどこかはすぐにわかる。それに、スマホも同様。OSや使っているソフトも。経費削減で真っ先に切られるのは、PCそれともソフト契約?
貴方が会社員でなくても、仮に農業で生計を立てているならば、ジョンディアのトラクター、モンサント(今はバイエル)の除草剤については、多少なり知識があるはず。
IT業界には精通しているのに、投資銘柄はファイザー、J&Jだったりする。
農業業界には精通しているのに、投資銘柄はアルファベット、コカコーラだったり。
なぜか身近な銘柄には手を出さずに、投資検索で該当する銘柄ばかり。
なにも、情弱と言われて怯む必要はない、自分の知っている業界銘柄で十分投資利益は得られる。
自分が精通している業界なら、その業界の景気サイクルはよくわかっている可能性が高い。それなのに、なぜかよくわかっていない半導体銘柄を買って、半導体サイクルに振り回される羽目になる。
自分が過去に犯した過ちである。今でも犯すほど、誘惑は多い。
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