2019年8月1日木曜日

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アルトリアの調整済年間EPSが成長しても、株価が下落するのはなぜ?

アルトリア決算概況は、調整済みEPSは期待$1.11で実績$1.10と$0.01足らず。
売上は期待50.9億ドルで実績51.9億ドルでクリア済み。

決算後の株価下落要因は、
紙巻きたばこの販売減少ガイダンスを
従来の前年比4~5%から5-6%に繰り上げたこと。

販売数量がさらに落ちるよと、言ったことで株価下落の引き金。

しかし、紙巻きたばこの販売数量の減少幅を増やした要因は、
従来の喫煙たばこから電子タバコへの移行が進んだため。
タバコ自体(従来の喫煙紙巻きタバコ、電子式タバコ)の販売数量が
減った訳ではないと、思う。これは私の推測だからね。当てにしないで。

アルトリアの本年度の年間ガイダンスEPSは$4.15–$4.27で変わらず。昨年は$3.99。
EPSの成長は堅持している。

じゃ、なぜ、アルトリアの株価が下落続けているかって?
’18年1月にはPERが20近くもあったのに、
今では期待PERが12-11まで下がっているからだよ。
このPERの下落は、投資先の電子タバコ、医療大麻に関して
不確定要因があり過ぎるから、と思っている。

調整済みの年間EPSは上昇しているけど、それ以上にPERが下落するから株価が下落する。
それをどう見るか?
PERさえ回復すれば、株価は上昇する。

それでも、リスク要因の多いアルトリアの1点買いはお勧めしないけど、
分散投資銘柄としては高配当だし、黒字決算だからいいんじゃないかと。
それにPERが年間期待EPSが$4.15だとすると、今の株価の期待PERは11.3倍。
GEと違って、減配や赤字決算ではないからね。

石油株だって、一旦石油供給不足に陥れば、どうなるかわからん。
世の中の流行やブームなんてのは、結構はかないもの。
ESG投資から嫌われても、吸う人は吸うんだからね。タバコを。

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