2019年7月30日火曜日

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数年間の利益は、明日の急落ですべてが帳消しになる恐怖に勝てない。

株式投資する理由は何だろうか、始めたきっかけは?
お金を増やしたい、多分、最初にこれが来る、はず。

配当(利子)を増やそうと最初に考えて、株式投資をする人は少ない。

100万円預金しても、いまならほとんど利子がつかないが、
アルトリア株に投資すれば、年間手取り数万円配当が貰える。
それでも、株式投資に踏みこむ人は少ないと思う。
投資元本が保証されていないリスクに躊躇するから。

株式投資は、今や、資産を増やすためにリスクをとって臨む投資にすり替わった。
過去25年ダウ平均株価が上昇基調にあり、日本株は低調でも米株は勢いがある。

ダウ平均株価が上昇基調の中にあっても、短期間でみれば、
急落と暴騰を繰り返して、長期の上昇基調を形成している。

人間は、短期の利益に多くの関心を示す傾向にありそうだ。
数年間の利益は、明日の急落ですべてが帳消しになる恐怖に勝てない。

2年間でやっと株価が1.5倍になったのに、50%の急落で、元値の0.75倍になって、
速攻で利益が損に変貌する。これが怖いのだ。
そして、次の2年間で株価が1.5倍になるとはとてもじゃないが想像できない。

S&P500のETFが数十年で投資利回り5%以上を叩き出した事実を伝えても、
聞く耳を持たないだろう。

株式市場に対して鈍感になるか、持っていることを忘れる位でないと
長期の株式投資には向かない。

『株価が下がると、減配リスクのない銘柄の配当利回りが上昇すること』

リーマンショック級の暴落で、この言葉を信じる人はいない。
悲鳴で打ち消される。
私が長期投資できるのは、配当の支えがあるから。

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