バフェット氏は、配当による再投資について言及している記事を見たことがない。
アメックスに投資して、バフェット氏(正確には、バークシャー)が受け取る配当は、
2億3,700万ドルになるのに、その配当で更なるアメックス株を買い増していない。
バフェット氏には、配当による再投資で財を成したというイメージはない。
一時期話題になった、かつてガソリンスタンドの店員、ロナルド・リード氏。
超長期投資で、95銘柄を保有し、遺産9.7億円もの株券。
これは明らかに、バフェット氏とは投資スタイルが異なる。
資産の額でいえば、バフェット氏のほうが約9.8兆円だから、雲泥の差(1千倍!)がある。
だが、庶民からみれば、両者ともお金持ちに変わりはない。
参考になるのはどちらだろうか?
バフェット氏にはないロナルド・リード氏の投資で目を引くのは、
「買ったら売らない」ということだ。
バフェット氏は、IBM、Oracleを買っても間違ったと判断したら、売る。
ロナルド・リード氏は売らなかったと聞いている。そして、銘柄数も約100銘柄。
フォーカス投資していたわけではなさそう。
投資を30年以上も続ければ、銘柄も増える。
売らないのだし、新しい企業もIPOされるのだから。
買って売らずに95銘柄持ち続ければ9億円になる、バフェット氏よりは現実味のある話だ。
それでも9億円はでかいので、1億円になればそれでも十分幸せだ。
誰もがバフェット氏ほどの投資感覚でフォーカス投資できるわけではない。
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