厚生年金の給付は最長40年間掛け金した合計金額に基づいて支払われる。
給付を増やすのは、繰り下げ受給程度しか手段はない。
配当生活の場合は、株式投資の成長に伴い増配の期待が持てる。
ただし、株式投資には無配、減配、元本棄損のリスクが存在する。
①厚生年金の給付金を(強引に)配当率に試算変換してみる。
平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概況から、
平均給与、賞与は、
- 標準報酬月額の平均は、平成 29 年度末現在で 31 万円。
- 標準賞与額の1回当たりの平均は、平成 29 年度で 44 万5千円。
毎月の年金掛け金は、310,000円×9%=27,900円
賞与での年金掛け金は、445,000円×9%=40,050円
年間の支払額は、27,900円×12+40,050円×2=414,900円
最長40年間では、414,900円×40=16,596,000円
給付額は、
厚生年金は、我流の適当な試算で考えれば、
最長40年間では、414,900円×40=16,596,000円
給付額は、
- 厚生年金保険(第1号)受給者の平均年金月額は、平成 29 年度末現在で、
老齢年金は 14 万7千円となっている。
厚生年金は、我流の適当な試算で考えれば、
総給付額16,596,000円で年間1,764,000円、
配当率は、約10.6%になる。
NYダウ平均の平均配当率は約2.5%だから、厚生年金の配当率は凄すぎる。
②上記と同等の配当をNYダウ銘柄投資で得るには?
厚生年金に頼らずに、自分で同等の配当金を米株から得ようと考えるならば、
(ダウ平均配当率2.5%で年間配当1,764,000円資産)、7,056万円が必要となる。
1916年末から2016年末までの100年間のNYダウの(名目)年複利上昇率は5.5%。
毎年、414,900円をNYダウに投資して複利5.5%で増えるとすれば、
40年後には、約5,667万円に膨れ上がる。
40年後には、約5,667万円に膨れ上がる。
為替、税金は考慮していないので、相当いい加減な試算値ではある...
1 | ¥414,900 |
2 | ¥852,620 |
3 | ¥1,314,414 |
.. | .... |
37 | ¥47,148,105 |
38 | ¥50,156,151 |
39 | ¥53,329,639 |
40 | ¥56,677,669 |
5,667万円の配当2.5%で、141万円の配当が得られる。
上記の厚生年金の配当額より少ないが、嘆く必要はない。
厚生年金との配当生活との決定的な違いは、
投資元本が増え続ける期待が持てることにある。
40年目以降は、414,900円を投資せずに、複利5.5%だけで試算すると、
60年目には、配当額400万円相当の試算になる。
年度 | 元本 | 配当 |
41 | ¥59,794,941 | ¥1,494,874 |
42 | ¥63,083,663 | ¥1,577,092 |
43 | ¥66,553,264 | ¥1,663,832 |
... | ... | ... |
58 | ¥148,578,598 | ¥3,714,465 |
59 | ¥156,750,421 | ¥3,918,761 |
60 | ¥165,371,694 | ¥4,134,292 |
※上記で述べた試算額は、個人で調べた勝手な推測に基づく試算値です。
※株式が毎年複利で5.5%上昇する保証は一切ありません。
※リーマンショックのように株式投資元本が大きく棄損、減配、無配になる可能性もあります。
※株式が毎年複利で5.5%上昇する保証は一切ありません。
※リーマンショックのように株式投資元本が大きく棄損、減配、無配になる可能性もあります。
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