2024年10月21日月曜日

記事

テンバーガー銘柄保有の末路

テンバーガー銘柄を保有し続けたら、
どういう状況になったかの説明を。

①配当開始すると投資元本ベースで「高配当銘柄」に格上げ

 10ドルの株価だったものがテンバーガーになって、
 100ドルに、そして、
 グロースからバリュー株になって配当を始める。
 株価ベースで配当利回り0.5%で計算すると
 一株年間配当額0.5ドル。

 投資額10ドルに対して年間0.5ドルの配当なので、
 投資元本ベースで配当利回り5%になる。

 これが株価ベースで配当利回り1%からの配当開始なら、
 投資元本ベースでの10%の配当利回りになり、
 現在のアルトリアの配当利回りを追い越します。

 だから、テンバーガーになってもガチホしています。
 増配もあるんで。

②テンバーガーがさらに株価上昇すると、もう手に負えません。

 10倍になった株価がさらに2倍になると20倍です。
 もう、ここまで来ると、頭で整理できません。
 20倍になったのがさらに2倍になると、40倍です。

 現実を直視できなくなり、現実回避するようにガチホします。
 税金幾ら払えばよいのか、と余計なことも考えるので、
 猶更ガチホして現実から逃げます。

③良い話ばりではありません。暗黒面もあります。
 テンバーガーから上場廃止に。

 昔のブログ記事ですでに語っていますが、私は経験済みです。
 メトリコムって会社、あったんですよ。

 グロース株は期待が先行しやすいので、
 将来の業績を先取りした株価でテンバーガーになる側面も忘れずに。
 その期待がはがれると、借金だらけの会社になるので、
 まぁ、会社が存続できるだけ幸運です。
 買収されるか、上場廃止ですね。 

 それでも、一時はテンバーガーの気分を味わえます。
 逃げ出さずにガチホして、夢の代償を払います。
 夢はタダではなかった、と。

まずはテンバーガーになるまで、待ちましょう。
そこからです、長期投資は。

指数投資でもテンバーガーの可能性は十分あります。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ