2024年10月4日金曜日

記事

上場廃止になった保有銘柄の末路。

俺がかつて投資した米国銘柄で、
上場廃止になった場合、
どうなったかの経験は下記の通り。

①静かに保有銘柄一覧から消え去る。
 要は破産だな。チャプター11と言うらしい。
 ただ、保有銘柄一覧から消えるだけ。
 投資した分は、もちろん価値ゼロに。

 唯一の慰めは上場廃止によって、
 改めて株主に対して、何のコストも発生しないこと。

②買収した銘柄(もしくは合併先)と株式交換される。
 保有銘柄一覧から銘柄名の変更(株数の変更もあり)がされる。
 株式交換するか、もしくは現金交換するか、
 の選択肢が与えられる場合もある。

 課税されるかどうかは、ケースバイケース。

 ピクサー(PIXR)がディズニー(DIS)に
 買収されたケースでは、
 ピクサー株主はディズニー株を貰って、
 ピクサー株は上場廃止に。

③企業分割されて、両方の株式をもらう。
 ヒューレット・パッカードならHPE、HPQと2銘柄に。
 その前にはアジレントをスピンオフ済み。
 モトローラならMMI、MSIと2銘柄配分後、
 MMIはグーグル(最終的にはレノボ)が買収して、
 強制買取の現金交換だったはず。

 次々とスピンオフして、
 元の企業でなくなるケースで有名なのは、
 フィリップ・モリスだな。

上場廃止と聞くと、
元もこうもない話に聞こえるが、
実際のところ、②、③のケースでは、
投資先の企業は存続しているからね。
要は、上場廃止でも長期投資が途切れないこともある。

買収、吸収、企業分割、スピンオフされたおかげで、
株価上昇の恩恵を受けつつ、
配当株主になる、とかもあるんだよ。

かつて企業の寿命は30年とか、
言われていた時期があったけど、
そんなもんじゃない?
寿命が尽きても破産とは限らないよ。
そこ間違えないで欲しい。
買収、合併されている可能性もあるんだし。

株式投資観点から見れば、
投資先の企業が買収されようが
分割されようが、合併しようが、
株価が上昇してくれれば良いだけの話。

これはねぇ、実際に経験しないと身につかない知識。
世の投資本では、なかなか語られないんだよ、このあたりが。
統計データから語るだけでは片手不足。

指数投資も今ではダウ工業指数はオワコンで、
S&P500指数が主流だけど、S&P500指数の寿命を考えたことある?
いずれ、S&P500指数を駆逐する指数の登場もあり得る可能性は?

要は、寿命と言う悲観的な要素はどれにも当てはまるんだよ。

仮の話で、
S&P500銘柄に組み入れられたパランティアが、
将来、セールスフォース、IBM、マイクロソフトとか、
のような大手企業に買収される可能性は十分あると思っている。
それゆえに、
その企業名パランティア自体の寿命が尽きるリスクは、
常にあるんだよ。
でも、そこが個別銘柄投資の醍醐味。

GAFAMがこの先100年継続するかなんか、気にしない。俺生きていないし。
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