VOOとSPYで、
毎年の円建ての株価を計算するのは面倒なので、
上場時の円建て株価と昨日の円建て株価で、
投資利回りにどれだけ差がでているか検証してみる。
まず、VOOから。
VOO上場当時の終値$101.32ですが、
配当、分割による遡及修正込みで$78.21
(Yahoo!Financeデータ元)
とあるので、こちらの株価を採用し、
当時のドル円為替約83.63円/$なので、
円建てでは約6,540円。
んで、昨日の終値$511.39で、
今の為替が146.44円/$なので、
円建てでは約74,887円。
約14年の投資で6,540円が74,887円に上昇した場合の
投資利回り(年間複利)は、約19%。
ドル建てだと、$78.21が$511.39なので、
投資利回り(年間複利)は、約14%。
VOO上場の為替は100円割れの超円高だったので、
今の円安が相当に優位に働いている。
そして、長老のSPYだと。
上場期間の長いSPYでは、
上場時(1993年)の配当、分割による遡及修正込みで$24.68
当時のドル円為替約124.65円/$なので、
円建てでは約3,076円。
んで、昨日の終値$554.31で、
今の為替が146.44円/$なので、
円建てでは約81,173円。
約31年の投資で3,076円が81,173円に上昇した場合の
円建ての投資利回り(年間複利)は、約11.13%。
ドル建てだと、$24.68が$554.31なので、
ドル建ての投資利回り(年間複利)は、約10.55%。
上場時の為替は今から見れば20円ほどの円高だが、
円建てとドル建てで投資利回りで1%の差が出るほどに、
優位には働いていない。
30年越えで約0.6%の差はデカいとみる向きもあるが。
短絡的で思い付きの解釈として、
投資期間長ければ長いほど、
ドル円為替による投資利回りの影響は薄れていくんだろうな、
と思っている。
まぁ、あまり深く考えずに、投資しているほうが儲かる、
と思っているほうが良いと個人的には思っている。
あーだ、こーだ、考えて時間を費やして投資の機会を逃すよりは。
急いで計算したので、計算間違いがあるかもしれない。