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2022年8月8日月曜日

記事

バークシャもソフトバンクGも兆単位の赤字。両社の決定的な違いは?

バフェット氏率いるバークシャ・ハザウェイの決算記事はこれ
四半期決算で純損益が438億ドル(約5.8兆円)の赤字。
ただし、営業損益は92億8000万ドル(約1兆円強)の黒字。

孫氏率いるソフトバンク・グループの決算記事はこれ
四半期決算で最終損益が3兆1627億円の赤字。
投資会社なんで、営業損益の項目は見当たらない。

バフェット氏も孫氏も世界的な金持ちに違いはないけど、
投資のやり方は大きく違うんじゃないかな。

あくまで、俺流の感想だと、
バークシャーの赤字に悲観的な論調は見られない。
投資会社に見られる向きもあるけど、事業会社でもある。
保有株式の評価損は投資会社につきものだけど、
事業を所有しているから、そこからの利益が見込める。
だから、営業損益は黒字だと述べている。

バフェット氏の投資を見ると、
会社ごと買い取ってしまうことが良くある点。
GAICO(保険会社)、BNSF(鉄道会社)とか。
そして、手放さない。
お金を生んでくれる木を手放さない。
安定した事業を買収することで、
安定した利益を見込んでいる。

保有株式の評価損が発生しても、
安心していられる。これが強み。
投資より、まずは投資金のイメージ。

個人の投資家には真似ができない。
買収なんてね。

翻って、ソフトバンクグループ(SBG)の決算では、
いささか悲観的な論調が多い。
SBGは安定した事業子会社を売ってでも、
投資にのめり込む癖がある。
とくに、ブル相場の時に。
社債発行、子会社上場による利益を
投資に回すイメージが顕著になっている。

安定して稼げる通信会社ソフトバンクでさえ、
上場して一部売却してしまっている。
投資金より、投資が先にくるイメージ。

俺の感想をまとめると、
バフェット氏は、ブル相場でも焦って投資しない。
堅実に収益が望める不人気な企業が大好き。
不人気な企業から得られたお金で投資する。
これは、個人投資家が見習うべき慣習。
ゆっくりお金持ちになりたい人向け。

それに比べて、ソフトバンク・グループは、
投資が大好きな会社。
安定した利益を出す企業は好まない。
儲かりそうとなれば、
お金を作って(社債、子会社売却、ファンド集め)でも投資する。
ブル相場の時は調子いいけど、ベアになると、
いつも、しくじってるイメージ。
急いでお金持ちになりたい人向け。

ソフトバンク創業の頃は、ソフトパッケージの卸しで誰も目を付けなかった事業を開拓していたんだが、今は投資だらけ。
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