かつてのインテル、クアルコム、シスコを思い出す。
どの3銘柄も、当時は持てはやされた時期があり、
事業形態もハードウェア製品の売り切り。
インテルならCPU、クアルコムならモデムチップ、
シスコならルーターでトップシェアを誇っていて、
銘柄自体も期待で買われて株価上昇。
しかし、いずれ、需要と供給のバランスを欠き、終焉する。
なぜなら、ビジネスがハードウェア(半導体)主体で、
売り切りのビジネスだから、そうなってしまう。
今では、サービス継続で売り上げが途切れないよう
「サブスク」のビジネスモデルが登場し、
ソフトウェアにおいては、パッケージの売り切り事業から
サブスクに移行しているのはご承知の通り。
次に来るのは、ハードウェア事業をどうやって
「サブスク化」させるかが課題。
インテル、クアルコムも主体は半導体販売事業でありながら、
実は自社開発の支援ソフトの支えがあって、
当時トップシェア拡大した経緯があるので、
半導体事業とてサブスク化の可能性を秘めている。
シスコ事態もルーター機器販売から、
サービス・ソフトウェア事業に舵を切っている。
現在NDIVIAは、AI向けの半導体供給が需要に追い付かない状況で、
株価は上昇基調を失っていないが、いずれ、
その時期が来るんではと疑っている。
インテル、シスコはGAFAMと違い、
ドットコム・バブル時の株価最高値を更新していない。
クアルコムはバブル後の最高値更新しているが、
それは5Gモデムのお陰。
じゃぁ、NDIVIAへの投資は危ういのか、と言うと、そうでもない。
インテル、シスコ、クアルコムの現在の配当利回りは現在1-2%。
シスコ、クアルコムは増配基調を維持しているが、インテルは減配。
長期観点で買い増ししていれば、高値掴みでも、低迷時の買い増しで、
含み益は得られるような銘柄。
要はITインフラに必要なハードウェアを供給しており、
競争力が維持されているから。
多分、NDIVIAも生き残れる気がしているが、集中投資は控えよう。
半導体不況は底なし沼だから。一度経験するとトラウマ。