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2023年12月24日日曜日

記事

ミスする前提で業務遂行する外資、ミスは許されない前提で業務遂行する日本企業。

サッカーの試合とかでよく聞くフレーズ「負けられない試合がここにある」。
それ聞くとさぁ、偏屈な俺は、
「勝ち負け関係なく、面白い白熱ある試合をしてくれよ」と思う。
そんなにプレッシャーかけなくても、いいんでは、と。

勤め人だった頃、転職(正確には転社)は数回した。
100%外資も行ったし、日本企業にも。
どっちが優れているということは思わなかったけど、
俺のわずかな経験から言えることは、
個性豊かな社員が多いのは、圧倒的に外資。これは断言できる。
日本企業で個性豊かな社員は、潰されて、転職するからね。
SNSサービスで日本が後手後手なのは、すごく理解できる。
潰しているんだから、自ら。
X(Twitter)、Facebook、Line、そして、
このBloggerでさえ日本発祥ではない。さみしい限り。

あと、外資系は予算とか目標達成にシビア。
ただ、どうやって達成したかの過程はあまり問われない。
結果がすべて。成果主義そのもの。

もちろん、業務上のミスなんか、あって当然の考え。
だから、徹底的にミスが起きないように、マニュアルを作成する。
行間を読ませないように、自己流の判断をさせないようなマニュアルを作る。
それでも、ミスが生じれば、そのミスが起きないようにマニュアルを修正する。

いろんな人種、文化背景を持った社員が多数いる外資系では、
日本の当たり前が通じない、あうんの呼吸、忖度などは速攻でゴミ箱ゆき。
肝心なことを書いていないマニュアル、書類が悪い、で片づけられる。

ミスが起きるのは人間ではなく、その手順、書類に問題がある、
というのが根本にある考え。
あと、不正を行われている前提で物事を考えるので、
不正防止できない仕組みも一緒に考えられる。
社員の性善説はとらない。

これが日本企業だと、ミスの起因は、社員そのものに移る。
「おまえはわかっていない」
「言われなくても自分で考えろ」
「そんなこともわからないの?」
「言ったとおりにしろ」
「余計なことをするな」→「少しは創意工夫したら」どっちよ?
とか、意味不明の作業指示のパレード状態。
途中入社の転職社員なら、まず、この試練から始まる。
これ相当の「隠れコスト」なんですけどね。

そうなれば、ばれなきゃいいやって、心境にもなる。
「人間を育てる」とか聞こえの良いこといっているけど、
それに酔いしれているだけ。
指示している管理職も実は何も作業を理解していないことを
指摘されるのが嫌で虚勢を張っている。
それが不正の温床でもあるんでは、とさえ思う。

俺が米国株に傾倒しているのも、会計情報、企業情報含め、
相対的に米国企業のほうが信頼できると思っているから。
ただし、絶対ではない。

コンピュータの2重化というのがあって、
片方のコンピュータが故障すると、
もう一方の待機側(もしくは稼働)のコンピュータが
機能する仕組みで、全体が停止せずにすむシステム。
タンデム・コンピュータが先駆けで有名だった記憶がある。

この2重化で片方が故障しても全体が止まらずに機能すると、
勤めいていた外資系では「さすがだね」と評価されるんだが、
日本だと「片系故障したのはけしからん、始末書提出」となる。
なんのための2重化なんだよ、と傾げたくなる。

米国株に投資したくなるよ。これじゃぁ。

不正を指示した側は知らん顔し、実際に不正したものが処罰対象じゃ、そりゃぁ社員は育たんよ。
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