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2025年2月5日水曜日

記事

日本の給与体系は高度成長期からあまり変わらず。年棒制度に移行しない不思議。

給与体系で日本独自と言われているものは3つ。
退職金制度、定期的な賞与、加齢給(年功序列)。

そんなもん、
うちの勤め先には無いよ、
と言われるかもしれんが、
大手企業なら、まだしっかりあるはず。

退職金は定年縛りの給与の後払い。
賞与は半年間の縛りを伴う給与の後払い。
加齢給(年功序列)は、当初の給与額を低くするためのもの。

退職金は定年に近くなればなるほど、
急激に退職金が増えるように設計されていたので、
早期退職すると、退職金はスズメの涙程度になる。
今は多少、是正されているとは思う。

賞与は年2回支給されるのが原則で、
支給日に在籍していないと貰えず、
支給日前日に退職すれば賞与なし、
分割支給すらされない意地悪な制度。
年収額に占める賞与額が下手すれば1/3程度になるんで、
賞与で生活ランクが大きく変動する。
そのくせ、賞与は絶対支給とは明言されておらず、
その年の景気による変動額もデカい。
ボーナス払いのローン組んだら、
もう勤め先と一蓮托生だわな。

そもそも、ボーナスっていうものは、
あくまで儲かったら出るのであって、
儲からんかったら、ボーナスは無しの世界だと、
俺は思っている。
赤字決算なら、普通は社員にボーナスは出ないもの。
ボーナスの原資は利益であって、
人件費からではないもの。

加齢給なんか、
このご時世無いと言われるかもしれんが、
職能給とかがそれの代わり。
職能給って、まぁある年齢まではほぼ無条件に昇給し、
ある年齢で昇給が止まる。加齢給と変わらん。

なんにせよ、上記3つの給与文化がある限り、
転職するのに躊躇してしまうもの。
俺も躊躇したけど、当時の保有株の評価資産額を考えると、
相対的に小さな問題に見えたので、リタイアした。

退職金なんか、今じゃ、
日々の評価資産額の変動額にも及ばなくなったし。

給与は年棒制度だけで十分だと思うけどね。年棒以上の成果があったら、ボーナス。
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2023年4月29日土曜日

記事

【雑記】インフレ手当より昇給だろうに。成果主義に移行できない日本の給与体系。

日本の給与明細を見ると、「何とか」”手当て”が多過ぎ。
本給を上げれば良いものを、それは据え置いて、
様々な手当てで給与額の底上げを図る。

家族手当、扶養手当、通勤手当、家賃手当、寒冷地手当と、
まぁ、働く人の属性によって付与される手当も違う。

給与って、原則は労働力に対する報酬なんだけど、
属性によって手当が支給され過ぎじゃない?
日本企業の給与体系って、外資系に比べると手当て多過ぎ。
だから、本給額が見劣りしているように見える。

優秀な社員でも、独身なら家族手当、扶養手当は付与されない。
勤務先が徒歩圏内なら、通勤手当支給されない。
実家暮らしなら、家賃手当支給されない。
寒冷地に住んでいないので、寒冷地手当支給されない。
本給だけとなる。
世の中は、成果主義とうるさい割には、手当に関しては無関心。
労働法の絡みもあるんだろうが、成果主義とは相反するものがある。
まぁ、貰える現役世代からすれば、貰えるんだから廃止するな、
と言うことだろうけど。

そして、今度は、インフレ手当が登場。
インフレ手当も、扶養家族数に応じて変動させる企業もある。
日本企業が家族の面倒を見る名残りがまだ残っている。
優秀な独身社員は、たまらんだろうな。

毎年インフレしてくれれば、インフレ手当も増額になるんかい?
と言いたくなる。どうせ、来年あたり、
インフレ手当を速やかに消滅させるんだろうなぁ、と。

成果主義と言っても、明確な数値での判断基準以外にも、
上司ガチャあるから、必ずしも良いわけではないけど、
手当て天国は相変わらずって気がする。正社員は。

日本の賞与文化も、明確な基準がないままに、支給されたり、
不景気で支給されなかったりで、曖昧。
会社の業績で、利益が前年比プラスで賞与支給とか、
明確な基準設ければ良いのに。

インフレ手当は、一時金扱いで終了予定が多い。
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