世の中の多くの投資理論は機関投資家向けのもの。

今ままで色んな投資本読んできたけど、
最終的には残ったのはピーターリンチ氏の
「株で勝つ」だけ。
あとは、もう、現実離れしているんだよね。

株、債券、不動産に分散投資しましょう？
→そんな金ねぇーし。

長期投資、配当再投資しましょう？
→長期間投資続けられる資金ねーし。
　微々たる配当で再投資しても、
　最初は1株すら買えないんだけどね。

指数投資すれば、過去実績利回り7－8%が期待できます？
→えーっと、譲渡課税、配当課税、運用手数料を考慮した
　実際の利回りはいかほど？
　特に日本個人投資家想定で。

理論は所詮、理論なのよ。
最初から億円単位の取引前提で投資理論聞かされても、
庶民の個人投資家からすれば、上の空。

バリュー投資、クオンツ投資、オプション理論とか、
分散投資、指数投資、個別投資とかの理屈なんか、
どうでもいいや、そんなもん。

最初は株式投資ってもんがわからんから、
色んな本読んで勉強するんだけど、その通りにはいかんよね。
いかんから、さらに勉強しても、さらにうまくいかない。
そして、ネギしょって証券会社に相談して、カモられる。

俺の場合は、最初からカモられるほどお金なかったら、
カモられなかったけど、まぁ、うまくはいかんかったよ、当時は。
そして、一番わかりやすかった「株で勝つ」の本を読んで、
自分の好きな銘柄に投資すれば、いいんだなぁ、と。

「株で勝つ」では特段、長期投資は語られていなかったはずだけど、
逆に、これは実際の経験で身に着けた投資手法みたいなもの。

好きな銘柄に投資して保有してお金が溜まったら、
また好きな銘柄に投資して保有するを繰り返す。
定期積み立て投資みたいな長期投資はしていない。
とにかく、ちょこちょこ投資してはガチホして過ごしていた。
「長期投資ガチホ」っぽく見えるから、俺はそう呼んでいる。
当初は配当で再投資できるほどの
配当額なんかもらっていないんで、
配当再投資なんかできやしないよ。
それができるようになったのは、
投資を始めて15年程度過ぎてから。
そこで、やっと配当再投資のメリットを感じる。
そんなこと、投資のどの本にも書いていやしない。

超裕福層になった今でも、
世の投資理論はどうでも良いと思っている。

株、債券、不動産に分散投資しましょう？
→10億円でも足りんだろう、理論通りに事を運ぶとしたら。

って思っているからね。

お金が無い人向けの株式投資理論なんて、あるわけないしな。