2024年9月25日水曜日

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加工貿易国から投資立国を先回り。

俺が小学校の頃の社会科目として、
「日本は加工貿易国」として、教えられてきた。

 日本は資源が乏しく、
 エネルギー資源や工業原料などの多くを海外から輸入し、
 それらを加工して家電や自動車、電子部品などの製品として、
 海外へ輸出する加工貿易立国。

そして、中学では、英国の産業革命を教わった。

 18世紀の英国の産業革命で、
 英国は世界最大の先進工業国となり、加工貿易立国に。
 そして、資本・賃労働の関係が確立された。

日本よりも一足先に英国が「加工貿易立国」になっており、
その英国は、
①1946年に原則無料医療の国民保健サービス法と
 老齢年金と失業保険を受領できる国民保険法の2つを制定。
②1948年には、生活困窮者を扶助する国民扶助法を制定
いわゆる、「ゆりかごから墓場まで」と
呼ばれる社会保障制度の確立。

日本だと、
「失業保険」「国民皆保険」「生活保護」
みたいなものかな。

その英国はやがて「英国病」を身に負うことになる。

膨れ上がった社会保障制度や基幹産業の国有化等の政策などは
日本と酷似しているし。
ウィンブルドン現象(外資開放)も似たり寄ったり。

ウィキペディアによれば、
今の英国の経済を引っ張っているのは、
金融や商業を中心とするシティとのこと。

要は「加工貿易国から投資立国」に移行したってことかな。

平成バブルが弾けて、
日本は労働して稼ぐよりも、
投資して稼ぐ国になるんだろうな、
と英国を追うように。同じ島国だし。

って、社会に出てから思い始め、
やっぱり株式投資だよな、
って自分を納得させていた。
いずれ、投資で食っていけないと、いかんのだろう?
と英国の衰退を察するに。

余談だが、国内半導体工場ラッシュなので、
いまだに「貿易立国」の面影はある。
俺的には、工場建設に政府補助金出すぐらいなら、
今資金繰り悪化しているインテル株に出資して、
少数株主になった方が「投資立国」らしいのになぁ、
とも思ったりする。

Japan as No1とバブル謳歌していた頃が労働者にとってのピークだったんだよな。
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