みんなが安堵しているときが、本当は一番危なかったりする。
リーマンショックなんか、まさにそれなんだよ。
最初は、サブプライムローンの焦げ付きなんか大したことない、とみんな思っていた。
そんな期間が半年ぐらい続いて、貸し倒れの歯車連鎖が徐々に嚙み始め、
最後には巨大な歯車さえも動かし始めたんだよね。
2007年から騒ぎ始めて、2008年9月にリーマンショック。
それまでに1年以上を要している。
1年も胸騒ぎやら、モヤモヤしたものを感じながら、
大事に至らないよねぇって心境で相場を眺めていたら、
最後につるべ落とし。
このつるべ落としも、今だから言えることで、
その当時は、まだ底じゃない、まだ下落する、
と思っているんだよ。
そして、2007年のS&P500指数最高値に戻るのは2013年以降。
回復するのに4年を要したし、2007年から2013年は忍耐を強いられた。
去年の今ごろは「世界恐慌なみの不況が来る」と、
みんな恐れていたのに、今では誰もそれを言わなくなった。
ワクチンは完成して治療の目途はついたけど、
今まで緊急で各国が財政出動したお金は、どこにいった?
大量のお金が低金利の住宅ローンやビットコイン投資に向かっていないよねぇ、
っていう心配がよぎる。
お金が余ると、不動産、ゴールドが異常に高値になったりするのは、
いつものこと。現代なら、それにビットコインが加わる。
何か一つのコモディティが実需もなく急騰するのは、
良くない警告の表れだったりするんだよな。
2008年のリーマンショックのときには、
原油価格1バレル100ドルを突破した年でもあった。
ビットコインが最高値をつけるたびに、実は冷や冷やしていたりする。
もっと緩やかに、上昇しなきゃ、通貨を名乗るならよ!
今時、靴磨き少年はいないよな。
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