2020年7月9日木曜日

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配当生活を営むなら、配当利回りは年々低下することを望むべき

1億円評価額の保有株式があって配当額300万円なら、配当利回り3%。

これが1年後に、ほったらかし投資で1.3億円の評価額となり、
配当額(増配)が330万円になると、配当利回りは2.5%に低下する。

増配以上に株価上昇すると、配当利回りは低下するので、一見、
配当生活に支障をきたしそうだが、投資資産評価額が増えているので問題がない。
2.5%でも配当生活できるとなる。

配当のみの観点で言えば、配当利回りが低下しているので、つい錯覚してしまう。
1.3億円で配当利回り3%なら、配当額が390万円になるのに、
配当利回り2.5%の低下なので、330万円しかもらえない。
想定よりも、60万円貰い損ねたと錯覚に陥ってしまう。

評価額では3000万円(1.3-1億円)の利が加算されているので、
全然問題ないのだが。

配当生活を目指す際に、配当利回りばかりに気を取られると、
貴方のインカム(配当)の源水となる『投資元本の評価額』が
増えないことに気づく。
果たして、それでいいのか疑問が残る?

配当生活を始めた年と10年後で、配当利回りが変わらないとしたら、
貴方の株式評価額は10年間低迷していることになる。

数十年続く配当生活で配当利回り5%が永久に続くことを想定するならば、
あなたの投資資産は増えていないことに気が付くはず。
配当生活で一番大事なのは、
配当を生み出す投資資本が棄損しないこと、
むしろ、投資評価額は増えてくれないとまずい。

その次に配当の安定性が来ると思っている。
投資資本が棄損すれば、配当は生み出されないから。

アルトリアの株価が40ドルのまま、今後10年間も増配し続ける訳ないだろう。
いずれは株価下落、株価上昇のどっちかが待っているはずで、
株価下落なら、減配付きだろうな。

配当銘柄でキャピタルを追えば、自然とインカム(増配)も追える。
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