近頃はトランプがツイートするたびに、相場は乱高下を繰り返す。
リスクオン・オフだとか、米中貿易問題は進展があったとか、ないとか。
個人的には、
株式相場の近視眼的な株価の推移は、
人間の心理的な要素が多いと思っている。
短期的な株式相場になると、
株価は関連するニュースに敏感に反応する。
長期的には、
企業の業績に裏付けされた株価が形成されて、
追随するイメージ。
いまはコンピュータ取引が多いから、私の単なる勘違いである可能性もある。
一度人気に陰りが出る企業の株は、なかなか上昇しない。
アップル、マイクロソフト、IBMの上場からの株価チャート(対数目盛)を見て欲しい。
当然ながら、一直線で株価は上昇していない。
低迷している時期もあれば、下降していてる時期もある。
S&P500指数の株価チャートも同様。
過去平均投資利回り7%以上だろうが、下落するときは下落する。
水が熱せられて、水温が上昇するグラフにはならない。
それが、企業の株価チャート。
瞬間、瞬間の株価を決めているのは、人間同士の取引値。
いまなら、コンピュータが決めている取引値もあるのだろうが。
自分の投資状況を考えると、よくわかる。
今の手持ちの現金だと、今の株価では97株しか買えないから、
100株で買える株価で買い注文を出しておこうと。
企業の業績とは何の関係もない株価の指し値、
私の資産状況の理由だけで、付けた指し値。
同じことが、機関投資家にも言える。
どこかの企業年金確保のために、どれかの株を売る必要がある。
どの投資企業も、企業業績から見れば売る必要もないのだが、
現金確保のために売らなければならない。
それも大量に、買い手が少なければ、株価は値を下げ始める。
こんなことが、毎日株式市場で起こっているのだろうと想像する。
株価よりも、企業の業績を追うほうが安心できるのだろうなと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿