2024年7月20日土曜日

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S&P500指数投資は、長期投資としての実績期間はまだ短いんだが。

S&P500指数の算出が開始されたのは1957年から
なので、今では70年以上経過している。

そして、算出開始の1957年から約36年経過して、
S&P500指数連動ETFの登場により、
指数投資が安いコストで投資できるようになった。

SPYは開始日1993年1月22日で約30年経過。
IVVは開始日2000年5月15日で約23年経過。
VOOは開始日2010年9月7日で約14年経過。

指数自体は70年以上経過しているが、
長期投資のS&P500指数連動ETFの実績期間は
長くても、たったの30年程度しかない。

一番、歴史があるSPYとS&P500指数のチャートは下記の通り。













1965年から1980年の約10年以上にわたる
指数の伸び悩みをまだ経験していない。
1970年代は失業率上昇とインフレ加速が同時進行した
スタグフレーションの10年と言われている。
今危惧されていることなんだよな、
これを避けようと必死になっているのがFRB。

アップルの上場日は1980年。
マイクロソフトのそれは1986年。
旧フィリップ・モリス(現アルトリア)なら1972年(多分)。
IBMなら1962年。J&Jなら1944年。
過去の長期投資の実績の豊富さから言えば、
個別銘柄投資が圧倒的に優勢。
業績低迷による株価低迷の10年は個別銘柄なら、いつものこと。

だから、個別銘柄投資が有利かというと、そうではない。

指数投資には投資先を「選択」するという行為が無い分、
投資先選択によるリスクが無い点は相当の強み。
正確にはSPY、IVV、VOOの3つがあるがどれも同じようなもの。
それに比べて、個別銘柄投資は投資先の銘柄が多すぎて目眩すら覚える程。

俺の独断的な視点から見れば、
S&P500指数ETF投資のデメリットは実績が不足している点と
S&P500指数ETFが巨大化することで、
逆に指数連動するのではなくて、
逆に指数を誘導する巨大な圧力となり、
自ら投資リターンを減らす可能性がありゃしないか?
と言う点。

指数に連動するETFの仕組みが俺には理解できていない。理解する必要もないんだろうけど。
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