程度の差こそあれ、
正規社員が優遇されている、と感じる。
日本では正規社員を解雇するのは
相当ハードルが高いので、
何とかして、「自己都合による退職」を仕向ける。
追い出し部屋とか、仕事を与えないとか、
その逆で無理な仕事をさせるとかして。
そのようなターゲットにならないよう、
会社勤務なら、同調圧力に屈する、
のは理に適っている。
もう、FIREとアーリーリタイアなんか聞かなくなったけど、
相対的に福利厚生の好待遇が保証されている
正規社員の身分を捨てるの相当勇気がいること。
何せ、社会保険は会社が折半してくれる。これはデカいよ。
国民年金と厚生年金、将来貰える年金支給額、雲泥の差。
給与の手取りが少ないと嘆くかもしれんが、
フリーランスになったら、
自前で全額保険・年金払わなきゃいけないんだから。
それでも、一度の人生。正規社員にしがみつくことで、
健康を害したら、本末転倒でもある。
俺が選んだのは「人生の選択肢を増やす」こと。
日本の会社人生は、レールから踏み外すと、さようなら、だし、
途中で半年ぐらいの休暇も取らせてくれない。
正規社員にしがみ付くのは経済的な要因が一番大きい。
生涯貰える労働収入と年金の合計額以上の資金が手に入るなら、
あえて会社勤務にしがみ付く必要は無くなる。
「簡単に言うな」と怒られそうだが。
ただ経済的余裕が生まれたら、
純粋に、仕事が楽しいか、
職場は良い雰囲気か(ギスギスしていないか)、
が重要になる。
俺は、人生の選択肢を増やすために、
「金持ち父さん」シリーズの類の本を読み漁ったことがある。
でも、最終的に行き着いたのは「となりの億万長者」。
自営のクリーニング屋の話は、とくに印象的。
会社勤務というのは、株式投資なら集中投資と変わらない。
株式投資で集中投資は非常にリスクが高く、勧められない投資。
でも、会社勤務になると副業は認めらず、集中勤務となる。
人生のリスク分散ができない。この選択は頂けない。
日本企業は転職すると、職場の暗黙のルール多過ぎて、それが新入社員の強みであったりする。