「企業型DC(企業型確定拠出年金)」の導入検討が始まり、
人事総務課が、それの説明会を職場で頻繁に開いていた。
会社は企業型DCの仕組み自体は質疑応答に応えられるも、
確定拠出年金で用意されている運用商品の説明になると、
もう棒読み状態。
「元本確保型」と「価格変動型」の2種類の金融商品があるんだが、
まともに説明できていないのが「価格変動型」だったなぁ。
要は投資信託の商品については、人事総務課が説明できるわけもない。
リスクがあります、元本割れのリスクあります、の連呼位で、
その程度の説明で精いっぱい。
そりゃぁ、そうだろうなぁと、
提携先の金融機関にカモられているだけだし。
仕事や業務には不熱心な俺も、
投資と聞けば、途端に闘志(投資)が沸く。
「運用管理費用(信託報酬)が1%以上って、クソ高いんですけど、
こんなの会社が勧めて良いんですか?、
毎年1%取られるんですよ、100万円なら1万円毎年抜かれます」
「日本株が今後上昇しないと思ったら、どの投資信託を選べばよいのですか?
日経平均が将来下げることで儲かる投資信託が見当たらないので」
「金融のプロが運用している投資信託と言いますけど、
誰がプロ認定しているのですか?」
周りは「何言ってんだ?こいつ」と思われ、
人事総務課は、質問の意味がわからなくて右往左往している。
空気を読まない俺は、こうやって会社から浮いていくんだが、
気にせず、構わず、質問する、闘志(投資)が沸いているんで。
結局、人事総務部長に憎まれただけで、
「あの~、その~、投資信託のパンフレットに書いてある通りです」で終わり。