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2023年6月22日木曜日

記事

投資で一番記憶に残っているのはリーマン・ショック。悲観的な出来事が思い出になる長期投資。

過去の数ある米国株式の上昇相場で、
各々どれだけ上昇したかの記憶はないんだが、
下落相場でどれだけ下落したかで、
一つだけはっきり覚えているのがある。
リーマン・ショックだよ。

本当に、あの時の悲惨はよく覚えている。
ドル建て評価資産額は半分になるわ、為替は円高になるわで、
もう、茫然とした覚えがある。
10年近く投資したのが、水の泡になってるじゃん。
だから、バブルというのか、と。

その時でも、含み益になっている保有銘柄は多少あったかもしれないが、
そんなこと、どうでも良くなるほどのショックを受けた。

13,000ドル台まで上昇していたダウ指数が
1万ドル割れで、はぁ?、と思って、
そこが底かと思っていたら、
7,000ドル台まで下げ続けたのには、
さすがに、もう終わったと思ったよ。

もう5,000ドル台まで行くんか、と。
行かなかったけど、ね。
当時は、まだ長期投資なんか意識していなかったけど、
まぁ、長期投資の敗北に近いものを感じた。

当時数か月は、もう、何も気力が起きなかったんだが、
なぜか、
「こんなに安くなってしまった銘柄を買わずにいられる?」
ってな、気持ちに変わり始めた。

当時、追加するような投資資金も、それほど持ち合わせていなかったが、
それでも、ここで投資しないで、いつ投資するんよ、と自問始めた。
当時は、珍しく、バフェット氏も「アメリカ株の買い」を言及していたし。

そうだよな、仮に米国株がすべて資産価値ゼロになったとしたら、
もう、世の中、債券もろとも、金融商品のすべては紙屑だろう。
言い過ぎで、過激かもしれんけど、戦争と同じようなもの。

だったら、何がなんでも米国政府は株式市場(金融秩序)が
心不全を起こしているのを機能させようと躍起になるはず。

なんか、そんな考えに至って、少しずつ投資を回復したんだよなぁ。
リーマン・ショックと言われてから。

なんか、皮肉なもので、上昇相場の思い出はあまりないんだよね。
下落相場の冷や冷やした肝を潰すような記憶が、思い出になっている。

長期的に上昇であっても、下落相場がいないと、
それはそれで「さみしい」もの。
でも、リーマン・ショックの再来は嫌だね。

暴落すると○○ショックが命名されるが、上昇相場の時には何も命名されないんだよな。
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