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2021年7月6日火曜日

記事

指標任せの運用、それがパッシブ、損得考えずに指標に連動する、それだけ。

パッシブ運用がもてはやされているけど、
英語passiveの意味知ってる?
「受け身」とか「受動的」「活気がない」、
要は「自ら行動しない運用」になる。

それがなぜか、投資界隈のパッシブ運用になると、
「ベンチマーク(日経平均株価やTOPIXなどの指標)に連動する運用」
と解釈される。

自ら行動しない運用とか、受け身の運用とかだと、
売れないから、英語の表現をそのまま持ってきているんだろうな。
パッシブとアクティブ。
俺ネイティブじゃないから本来の意味は分かりかねるけど。

インデックス投資というのは、儲けるために運用している訳じゃない。
あくまで指標に連動することを目的とした運用。
自ら投資のアイデアを実現・駆使して儲けようとは考えない。
コンピュータで投資運用できるようになった産物だろう、とも思う。

インデックス投資の運用自体は、
利益を上げるための運用をしていないからね。
運用コストを削減する努力はするだろうけど。
あくまでも、米国の株式指標が「長期では上昇する」、
言い方を変えれば、米国株式市場の時価総額は長期では拡大する、
と思えば、インデックス投資は有効となる。それだけのこと。

パッシブ運用が連動すべき指標に連動しなかったとき、運用に失敗する。
アクティブ運用は、儲け損なったとき運用に失敗する。

根本的に、パッシブとアクティブを比較すること自体、無理な気がする。

アクティブはリスクを冒して(失敗して)でも儲けようとする。
パッシブは儲けよう(失敗しよう)とは考えていない。
比較するものじゃない、だろうな。

間違ってもだ、
インデックス投資して損しても、
指数に連動さえすれば立派に運用をこなしているのだから、
指数が下落して、
運用者の投資下手くそ
というのはお門違い。

日本の大手企業で、大した成果も出さずに出世する人に似ている。
何もしないんだから失敗のしようがない。
減点主義の人事考課では、パッシブであることが最大の武器。

パッシブは別名、ことなかれ主義ともいえそう。
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