マイクロソフトを抜き時価総額で世界一。
それでもねぇ、
俺は凄く懐疑的なんだよね、
いまだに。
AIの将来を信じない訳でもなく、
むしろ有望だと思うんだけど、
似たような事例は過去に何度も経験している。
ドットコム・バブル当時で
今のエヌビディアと同じような境遇に
あった銘柄と言えば、
シスコ・システムズだろうな、
インテルではない。
シスコ・システムズも当時は、
時価総額世界一位を達成したし。
業界でもインターネットに接続するなら、
鉄板のシスコと言われていたのは懐かしい思い出。
バブルが弾けると、そりゃぁ、
ネット速度改善するためにとか~
なんて、声は途端になくなり、
今の設備で何とかしようとするから、
売れなくなるよね。
そういう経験をしてきたから、
そういう目で見てしまうんだよね、
今のエヌビディアも。
いくら、売れまくっていても、
いずれはね、来るよね。
そんなにAIデータサーバー要らんわ、
って供給過多の時期が。
もしくは、電力不足でデーターサーバの
設備投資が遅延することも。
今のエヌビディアが滅茶強いのは、
半導体に加えて、
稼働するAIのソフトウェア(CUDA)資産が凄いから。
そして、それがデファクト(標準)になっている。
でも、これもなぁ、かつてのインテルを彷彿させるんだよな。
ドットコム当時技術的に優れたCPUはインテル以外にも
当時たくさんあった(モトローラとかね)んだが、
それでもインテルの開発向けソフトウェア資産が豊富にあった
お陰で当時のインテルCPUは売れまくり。
ソフトと違い、ハードウェア・ビジネスで
「長期」に渡りトップを維持し続けた企業って、
あまり記憶にないんだよね。
一時期、時代を風靡したコダック、ゼロックスも、
今じゃあれだし。
TSMCの台湾リスクも加味すると、腰が引けるんよ。