ラベル サーモ・フィッシャー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル サーモ・フィッシャー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2024年3月3日日曜日

記事

ゴールド・ラッシュではジーンズが勝者、肥満治療薬ラッシュではシリンジが勝ち組に?

「ゴールド・ラッシュ」で勝ち組と称された企業は
金鉱発掘会社ではなく、ジーンズで有名なリーバイス。
誰が金脈を発見するかに賭けるよりも、
発掘者に丈夫なズボン、ジーンズを提供するほうが、
最終的に儲かったことから、リーバイスとなったわけ。

リーバイスは再度上場し、上場銘柄となっているが、
今はゴールド・ラッシュのような時代ではないので誤解無きように。

その発想を、今、生産が追い付かない肥満治療薬ブームに当てはめると、
リーバイスに相当する企業は、
サーモ・フィッシャー・サイエンティフィックかなと勘繰っている。

昨今の肥満治療薬ブームで株価を飛ばしているのは、
イーライリリーとノボノル ディスクの2銘柄で、
肥満治療薬の増産が追い付かない状況。

これって、かつてのコロナワクチン開発・生産と
同じような状況とも見て取れる。
ワクチンでファイザー、モデルナなどは一時期株価上昇したが、
今では落ち着いた株価に。
このとき、一緒に株価上昇していた銘柄が、
ワクチン開発に必要な科学機器・試薬サービスを提供する、
サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック(TMO)。
意外と知られていない気がする。

そんで、再度、肥満治療薬ブームでも
同じことが起きるんじゃないかもと。
現に、ノボノル ディスクはすでに治療薬の生産に関して
サーモ・フィッシャー・サイエンティフィックと契約を交わしている。

ちょっと、専門的な話になるんだが、
この肥満治療薬は経口薬ではなくて、
簡易的な皮膚注射(シリンジ)なので、薬自体の生産だけでなく、
シリンジの増産も必要になってくる。
それを請け負う(生産できる)企業は限られる訳。

これから加速しそうな肥満治療薬開発競争で、
今先頭を走るイーライリリー、ノボノル ディスク、または
参入してくる他の製薬会社のどの企業が勝者になるかを考えて、
的中させるような株式投資よりも、賢い投資があるんでは。

どの企業が肥満治療薬のトップになろうが構わない。
肥満治療薬のシリンジの需要は確実にあるなら、
それを提供する会社が最終的な勝ち組とも言える。
現代版のリーバスだろ、これ。

ロイター記事もあるので、参考に。

肥満治療薬で波及する銘柄は、なんだろうね? の回答がこれ。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ