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2023年12月8日金曜日

記事

紙巻きたばこブランドが減損処理されても、高配当マグニフィセント・スリーは健在?

タバコ銘柄がなかなか配当利回り10%越えしないなか、
久々の株価下落。株価下落の発端は、
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)が
自社ブランドの一部で約315億ドルの減損処理をしたことから。

非現金会計になるので、配当に回る金が減る訳ではない。
直近のBATの報道記事を読むと、
「本年度の本業収益の伸びは予測範囲下限(伸び率は3─5%)に、
 来年見通しは一桁台前半の伸び」とのこと。

減損処理しても、収益は伸びるんかい?
と突っ込みたくなる。利益がどうなるかは知らん。

今回の減損処理は、紙巻たばこのブランドに関しての減損処理。
具体的なブランド商品名は知らんが、おそらく、
ニューポート、キャメル、ポールモール、
ナチュラル・アメリカン・スピリットあたり。

それに伴って、「マルボロ」「フィリップ・モリス」あたりも
減損あるんじゃねぇ、との連想から、
アルトリア、フィリップ・モリスの株価もつれ安。

FDAの規制報道を期待していたら、減損とは予想外。
これだから、株式投資は思い通りにいかない。

FRBの金利政策が打ち止めになって、
リスクフリーとみられる米国債の利回りが、
これ以上上昇しないと判断されていたのか、
利回りを求める先は高配当銘柄に移り、
アルトリアの株価は上昇基調だったんだけどねぇ。

まぁ、ここからは暗黒の世界の話なんだが、
「紙巻きたばこ」の終焉が来たとしても、
「新しいカテゴリー」の”たばこ”に代わるだけだろう、と。
電子タバコとか、と言うやつに。
その変わり目の到来の開始イベントなんだろうな、減損処理は。

その電子タバコとかも、
当初は新興企業がもてはやされるかもしれんが、
いずれ、流通、販売、製造、資本などの面で、
既存大手たばこ会社に対抗できないから、いずれ買収される。
Juulのように。

そして、高配当の3社が残る。
最初から7社(マグニフィセント・セブン)も存在せずに、最初から3社。
高配当なたばこ会社は7社もいらない、3社で十分だと。

10年もの米国債利回りの2倍ぐらいが、MO,BTIの配当利回り水準かな?
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