日本は資源に恵まれた国でもないのに、
世界的に見れば、相対的に社会保険制度は充実している。
異論はあるのは重々承知で敢えて述べている。
国民年金(厚生年金)は国(政府)が保証している。
国レベルの年金制度があるのに、
それよりも年金還付率の悪い個人年金に敢えて入る必要がある?
国民健康保険(企業保険組合)で、自己負担3割で済む。
高額医療制度もあり、支払いの上限もある。
失業保険も期間限定で支払われる。
定年退職しても働く意思を示せば、支給される。
第2の退職金といわれる所以。
そして、にっちもさっちもいかなくなったら、生活保護がある。
医療費を無料にさえもしてくれる。
あ~、わかるよ、そのための負担額が国民にとって大きいと言うのは。
ただ、これらの制度を国が提供している。
民間の生命保険会社とか医療保険会社じゃないんだよ。
一企業の破綻リスクに怯える必要が無い。
日本企業に就職すると、これらのサービスは全て暗黙の上に提供される。
加えて、税金処理も勤務先の総務、人事がわざわざ肩代わりして、
源泉徴収して確定申告してくれるんよ。
高校、大学を卒業して就職すると、社会や世間もわからないうちに、
これらの恩恵を享受している。
意外と、これからくる人生の災難(失業、けが)に備えられているだな。
見えざるコストみたいなもの。
そんな恵まれた環境、他の国にあるのかと、思う時がある。
石油産出国でもないのに。
あ~、だから、わかっているって、そのために給与から
どんだけ天引きされているんだと。
だけどさ、これらの制度の恩恵のお陰で
「安心しきっている」面あるんじゃない。
株式(長期)投資がギャンブルと言われるのは、
これらの社会保険サービスに対して比較すると、
そう見えしまうから。だから、ギャンブルと言われるんだよ。
わざわざ敢えて株式(長期)投資して、資産増やさなくても。と。
逆に、国が信用できないなら、
株式投資さえ生活する上で手段のひとつになる。
でも、面倒だろう、自分でリスク取りたくないし、
国が色々とやってくれるなら、それにあやかりたいと。
でも、国にはあれこれ文句を言う。文句を言うだけ。
年金も医療保険も自分で探して、契約するとなると
そりゃぁ大変なことだ。毎年、税金も自己申告。
そんな環境に置かれた米国なら、
自分でリスク取って株式投資も視野に入ってくる、気が。
自分の国の株式市場を支えたくもなってくる。
株式投資をギャンブルというなら、
就職も結婚もギャンブルみたいなもの。
日本の最初の就職なんか、ほんとうにハイリスク。
それに比べたら、
株式投資なんか相対的にローリスクだろうな。
いつでも投資を辞められるし。
だから、ギャンブルだと思っていない。
日本の年金も医療制度も形式上は破綻はしないと思う。
実質の破綻で、多く修正されて延命される制度だとは思っている。
人生そのものがギャンブルみたいなもんだし。
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